「porada」社の設立は、1969年。イタリア・ミラノ郊外の小さな街カビアーテの家具職人・ルイージ・アリーヴィが、彼の息子4人とともに立ち上げた。
「自然界にも人体にも直線はない」という考えから、優雅な曲線を生かした家具を数多くリリースしている。
1968年にイタリア・ミラノ郊外の小さな街カビアーテで創業して以来、“世界で最も美しい木製家具ブランド”とまで称されるようになり、デザインとクオリティの高さで世界的なインテリアブランドとしての地位を確立しています。
現在、同社の経営はアリエヴィ家の4人の兄弟で行われており、彼らの父親が創立者です。
もともとは農業を営んでおり、その傍らで家具作りをしていたのが評判となり家具工房へと発展していきました。
美しい木の質感を活かしたアートのような独特の曲線は、誰が見ても“ポラダ社の家具”とわかるほど。滑らかな曲線を中心としたデザインで世界中のファンを魅了しています。
その家具の多くは、「自然界にも人体にも直線はない」という考えのもとに数名のデザイナーにより考案されています。
年代とともにデザインの方向性や素材が変わることはあっても、木の良さを最大限に引き出すものづくりの姿勢は変わりません。
ポラダ社の代表的なモデルとして、1930年代に一世を風靡したハリウッドの伝説的な女優グレタ・ガルボ。「ガルボチェア」の印象的なアームは、彼女のトレードマークだった巻き髪をイメージしてデザインされました。
長い時を経て、今なお愛され続けているこの椅子は1994年に発表されたもので現在でも生産され続けているモデルのひとつです。
また、同時期に発表されたサーフボードのような形をした「サーフミラー」は定番品として定着し、ポラダに憧れを抱かせるモデルのひとつとなっています。
そして現在においては、2009年に発表されて以来、その圧倒的な存在感によりブランドを代表するモデルとなった「インフィニティーテーブル」。贅沢に無垢材を削り出して作られた12のパーツを繊細に繋ぎ合わせることによって無限を現すインフィニティ・ループを象ったレッグが特徴。美しい木目と滑らかな肌触りは、丁寧な手仕事による仕上げの証です。
世界最大のデザインイベント「ミラノ・サローネ」に1964年より連続して出展しており、2014年には連続出展50周年を記念し運営協会より記念ポスターを贈与されるなど、世界的に権威と歴史のあるブランド、それが「porada（ポラダ）」です。
